パラメータを理解するために
(Understanding the Parameters)
パラメータヒント(parameter hint)を用いて、各パラメータの説明を見ることができます。パラメータヒントは、PlantStudioの各パメータ上にマウスを置いた時に表示されます。これから記す説明は、パラメータヒントでは説明しきれない重要な事柄を記したものです。いくつかのパラメータは、複数が共同して働いていることに注意してください。ここに記す説明に目的のパラメータが含まれていないなら、そのパラメータのパラメータヒントがその説明のすべてであるということです。パラメータヒントを印刷したり引用したりしたい場合には、PlantStudio のパラメータヒントの全てを印刷するを見てください。
また、このヘルプの「シミュレートはどのように行なわれるかを理解する(Understanding how the simulation works)」の項を事前に読んでおくと、パラメータの変更を深い部分で行なうことができるでしょう。
ここでパラメータを記述する場合、まず、そのパラメータがどのセクションに含まれるのかを示し、また、記述の色を青色にします。例えばこんなふうに→ 「一般:成熟に達する年齢 (General: Age at maturity)」。
バラメータの各セクションに関してさらに詳しいことは次を見てください。
生長に関する一般的なパラメータ群
(A common suite of parameters for growth)
3Dオブジェクトの描画に関する一般的なパラメータ群
(A common suite of parameters for drawing 3D objects)
花のパラメータ(高度な設定)
(Advanced flower parameters )
横断的なパラメータセクション(セクションのリストの後のほうにある)
(Transverse parameter sections (at the end of the list of sections))
パラメータを変更する場合の全般的なTips(秘訣):
(General tips on changing parameters:)
- パラメータの変更は、すぐに植物に反映されます(必要ならば再成長します)。ですから、そのパラメータがどんな作用を及ぼすのかよくわからなくても、いろいろと変更して試してみることができます。変更は元に戻すことができる、ということがわかっていれば結構です。
- パラメータをスライダーで設定する場合には、マウスボタンを離してから初めて、植物に変更が反映されます。
- パラメータは、描画のみを変更するもの(色とかサイズなど)と、成長の変更を伴うもの(日齢とかバイオマスのパラメータの変更とか)の2種類に分類できます。「描画(drawing)」とか「サイズ(sizes)」とか記されているパラメータは理解しやすいのですが、「生成と成長(Creation and growth)」とか「タイミング(Timing)」とか記されているパラメータは、理解するのが難しいかもしれません。最初は、「描画(drawing)」パラメータとかから始めてみましょう。
- パラメータを変更しても植物に何の変化も起こらないような場合がしばしばあります。これは、このパラメータが結果として現れるのに、他のパラメータと共同して働く必要があるためです。例えば、葉を作るのに必要なバイオマスを設定するパラメータ(葉:最適生体量(Leaves: Optimal biomass))を小さくしても、その植物の葉には反映されないことがあり、このとき、葉の成長する速度を決めるパラメータ(葉:成長に要する最小日数(Leaves: Minimum days to grow))も同時に変更してやることで、これらの変更が反映されます。
- よくわからないパラメータがあるなら、PlantStudio付属の植物のライブラリのひとつを開いて、各植物のパラメータを一つ一つ眺めてみるのもよいでしょう。各植物のパラメータの相違から、そのパラメータのことが理解できるかもしれません。