育種の変異を変更する(Changing breeding variation)
育種ウィンドウでは、変異のタイプが3つ(数値の変異、色の変異、3Dオブジェクトの変異)あり、それぞれ異なった働き方をします。
数値の変異(Numerical variation:数値の多様性)は、数値のパラメータが育種中にどのくらい変異するかを決めます。数値のパラメータには、茎の長さ、葉の大きさ、いろいろな部分に分配される植物のバイオマス(biomass:生体量)のパーセンテージ、成長速度、などたくさんあります。数値の多様性は様々な植物の形を作り出します。
色の変異(Color variation:色の多様性)は、育種時に植物の部分の色をランダムに変動させます。
3Dオブジェクトの変異(3D object variation:多様性)は、育種する植物に用いる3Dオブジェクトを現行のライブラリからランダムに選んで適用します。
各タイプの変異幅を設定するには、メニューから行なうか、ツールバーのボタンを用います。
色の変異のオン/オフ
メニューのオプション(Options)>色の変異(Vary Colors)を選択します。または、ツールバーの色の変異(Vary colors) ボタンをクリックします。
3Dオブジェクトの変異のオン/オフ
メニューのオプション(Options)>3Dオブジェクトの変異(Vary 3D Objects)を選択します。または、ツールバーの3Dオブジェクトの変異(Vary 3D Objects) ボタンをクリックします。
数値の変異幅をあらかじめ設定するには
メニューのオプション(Options)>変異幅(Vary Numbers)の変異なし(None)、低い(Llow)、ふつう(Medium)、高い(High)、から選びます。あるいは、ツールバーの数値の変動幅ボタンのひとつを選んでクリックします。
変動なし(Vary numbers none)
低い(Vary numbers low)
ふつう(Vary numbers medium)
高い(Vary numbers high)
変動なし(None)を選択すると変異は起こりません。低い(low)は、20%の変異、ふつう(Medium)は、60%の変異、高い(High)は、100%の変異になります。
数値の変動幅をカスタム設定するには
(To set your own breeding options for numerical variation)
メニューのオプション(Options)>変異幅(Vary Numbers)からカスタム(Custom)を選びます(あるいは、ツールバーの変異幅カスタム ボタンをクリックします)。「育種と生育過程の詳細なオプション(Breeding and Time Series Options)ウィンドウが開くので、自分の設定をここで行ないます。
育種と生育過程の詳細なオプション(Breeding and Time Series Option)ウィンドウの下に続く項目(訳注:変異(Mutation)タブパネルのセクションボタンを押した時に表示される項目)は、植物各部分のタイプごとに変動幅を指定するものです。このウィンドウでは、変異の強さを変更したり、2つの親が子に及ぼす影響の強さの割合(blending mix:混合比タブパネルで設定)を指定したり、yes/noパラメータのような数値でないパラメータをどのように扱うかを指定したりして育種をカスタマイズできます。
さらに詳しいことは、次を参照してください。