植物「散布」のためのノズル/チューブを作成する
(Making a nozzle or tube to spray plants)
たくさんの植物があるシーンを作成するような場合、PlantStudio では少しばかり動作が鈍くなります。なぜなら、PlantStudio は、全ての植物をおのおのシミュレートしなければならないからです。しかし、もしもあなたが牧草地のシーンとか壁紙のパターンを作りたいと思っているような場合には、同一の植物を背景全体にばら撒くような方法を用いたほうがより早くて簡単です。
Painter や Paint Shop Pro を用いると、画像の全体にビットマップを「散布する(spray)」ことができます。Painter では、この機能を「イメージホースノズル(image hose nozzle)」と呼び、Painter 3.0 からその機能を使えるようになっています。Paint Shop Pro では、「ピクチャーチューブ(picture tubes)」といい、バージョン5.0から使えます。どちらの機能でも、あなたがデザインした植物からおもしろいパターンを作成するのに、PlantStudio を使うことができます。
さらに詳しいことは次のページを参照してください。
Painter のイメージホースノズルの画像を作る
(Making a Painter image hose nozzle)
Paint Shop Pro のピクチャーイメージの画像を作る
(Making a Paint Shop Pro picture tube)
植物のノズル/チューブの作成/使用に関する一般的Tips
(General tips on making and using plant nozzles or tubes)
- ノズル/チューブを作るときは、最初は、小さめ、低解像度の植物で始めるとよいでしょう。なぜなら、大きすぎるファイルを使ってしまいがちなのです。ノズル/チューブの作り方がわかったら、大きい画像を用いても構わないでしょう。
- 牧草地のシーンを作るような場合には、異なるサイズの植物を散布することになるでしょう。このような場合、遠景の小さい植物から始め、近景に近づくにつれてだんだんと大きく描いていくとよいでしょう。注意してほしいのは、スケールが100%を超えると画像が粗くなって画素が見え始めてしまいまう事です。
- Painter も Paint Shop Pro も、ノズル/チューブファイル中の複数の画像の順序を決めることで、画像を散布するやり方を操作することができます。例えば、Painter では、だんだんと植物が大きくなるようにノズルを作成しておいて、マウスを下に動かすと小さい植物が、上に動かすと大きい植物が散布されるようにできます。同時に、タブレット上で筆圧を高く描けば暗い色の植物が、低く描けば明るい色の植物が散布されるようにすることもできます。オプションが少ないですが、Paint Shop Pro にも類似の機能があります。こうしたバリエーションを持ったノズル/チューブ(のファイル)をPlantStudioで作ることができますが、植物の順序付けの管理はあなた自身で行なう必要があります。PlantStudio では、ノズル/チューブファイルの中に植物を描くのに「描画順序(drawing order)」を用います。自分の望む結果になるように、植物の順序を手動で整えておきましょう。