FAQ:エクスポート
PlantStudioからエクスポートしたファイル(3DS、LWO、他)を他の3Dプログラムに読み込ませたところ、クラッシュしました。
- 異なる3Dプログラムへとインポートする場合のいくつかの情報が、他の3DプログラムがPlantStudioのファイルを読み込めない場合の対処法(What to do if your 3D program can’t read PlantStudio files)にあります。多くの3Dプログラムは3Dインポートに多くの問題を抱えています。
- ある形式でエクスポートした場合にうまくいかないなら、べつの形式で試してみてください。最も一般的な4つの形式のうちひとつがうまくいくかもしれない。
- 多くの人が報告を寄せてくれます。曰く、彼らが使う複数の3Dプログラムのうち、あるものはこのフォーマットをよく読み取ってくれるけど、別のプログラムは、別のフォーマットをよく読み取る。曰く、いったんあるプログラムにファイルをインポートしてからそれを保存し、保存したファイルを別のプログラムに読み込ませるとうまくいく場合がある。これは面倒だけれど、よくあることだったりします。
私たちはエクスポートを改良したいと思うけれど、全てのプログラムを持っているわけではないので、その多くの部分を皆さんからのご報告に頼らざるを得ません。PlantStudioのファイルをインポートした時に起こる多くの問題を私たちにお聞かせください。その時どんな操作をしていたのか、そして何が起こったのか、どんなエラーメッセージが出たのか、などなどをできるだけ詳しく教えてください。
PlantStudioで書き出した DXF ファイルを Poser に読み込みました。このとき、「This DXF file does not contain an 3D facet entity data」(このDXFファイルには3D面のエントリーデータがありません)とエラーメッセージが出てファイルを開けません。
- 私たちのユーザのお一人から次のようにご報告いただきました。このような場合、Poser の DXF インポートオプションで、「make polygon normals consistent」のチェックをはずすと、ファイルを開くことができる。
- PlantStudioファイルの読み込みができるようになるインポート側のオプション設定が見つかることがあります。
3Dのテクスチャマッピングや vertex normals 書き出す方法を算定できません。
PlantStudio でそれをすることはできません。この情報を加えるファイルコンバータがいくつかあります。
画像を印刷しようとしたら「Access violation error.」がでます。
画像の印刷には多量のメモリーを必要とするので、あるシステムでは、印刷によるエラーがでるかもしれません。このエラーが発生したら、印刷の解像度を小さくするかイメージのサイズを小さくして、ピクセルの量(これがメモリ使用量を決める)を少なくしてください。利用可能なディスクスペースがあまりないときにも、プリンタファイルをスプールするためのスペースが足りなくなるかもしれません。
PlantStudoがスクリーンを96ビクセル/インチだと言うのはなぜか? わたしの環境のスクリーン解像度は72ビクセル/インチなのですが。
- Mac のモニターではオリジナルで 72px/inch となっていますが、少なからぬモニターやソフトでその値を標準とはしていないのです。異なるモニター、設定によって異なる解像度になっているのです。あるものは 72、あるものは 78、またあるものは 92 というように。Windows 95/NT でラージフォントを使っているならば、解像度は 120 かそれ以上となっています。PlantStudioが報告する解像度は、スクリーン解像度がどれくらいかを告げてくれるはずの関数を呼び出した結果のものです。あなたのモニターはその数値を正確に報告していないか、あなたが思っている値とは異なっているのでしょう。
一度に描画する植物の数を増やすにはどのようにしたらよいですか? 私は牧草地のシーンを描こうとしているのですが、植物の数が多くなるとプログラムの動作がゆっくりになります。
- 最終的なイメージが2Dであるなら、Painter のノズルや Paint Shop Pro のチューブを作って3Dの背景となる2D画像にそれを使うか、3D風景の バンフマップ(Bump map)としてその背景画を使用します。背景画像にたくさんの多様な草を描きこむことで「草地」のイメージがバラエティに富んだものになるかもしれません。もちろん、これはどのくらい詳細に描くのかということにもよります。と言うのは、ここで示したどのやり方も、遠目で見ればよい見た目になるけれど、近づくと詳細さを欠くからです。
- もしあなたが3Dの草地モデルを作りたくて、そのシーンを3Dレンダリングプログラムで構成するつもりならば、PlantStudioから出力する際ののポリゴンの数を少なくしてみてください。例えば次のように:
- 茎を描くディスティンクトライン(distinct lines:折れ線?)の数を減らすには、[全般パラメータ:曲線の分割数(General parameters: Number of segments to draw to create a curved line)]を調整します。多くの草で、この数値を1にまで落としても、よい外観を保ちます。
- 葉の3Dオブジェクトには、できるだけ少ない三角ポリゴンのものを用います。2つか3つのみの三角ポリゴンで葉を作るようにして様子を見てください。葉をたくさんつけるような場合にはしばしば、葉が小さいので、三角ポリゴンが少なくても十分にきれいに描けることもあります。ここに2つの三角ポリゴンで作られた葉のデータを示しておきますので試してみてください:
Name=Leaf, two-triangle Point=0 0 0 Point=-6 -52 -5 Point=5 -53 0 Point=1 -96 -8 Triangle=1 2 3 Triangle=3 2 4
これを3Dオブジェクトライブラリファイルに貼り付けて使ってみてください(始めと終わりに空白行があります。貼り付け時に、前後に空白行があることを確認してください)。 - 必要のない花や花房が描かれていないか確認してください。花や花房は見た目以上にたくさんのポリゴンを使っています。それらが表示されないことを確認してください。[全般パラメータ:頂生の花房の数(General parameters: Number of apical (terminal) inflorescences)][全般パラメータ:腋生の花房の数(General parameters: Number of axillary inflorescences)]を0にします。
- エクスポートする際、茎を描くのに用いる円筒側面の数を3(最小値)に落とします。遠目にはわからないけれど、ポリゴン数の節約になります。
- 少ない節間、少ない葉で植物を作るようにします。これを行なうには、例えば次のようにします。・各部分に必要なバイオマスの量を多くします。・植物の一生の長さを短くします。・成熟する前の植物をエクスポーします(あるいは、いろいろな年齢の植物を用います)。
- ポリゴンを少なくする方法はおそらく他にもあるでしょう。ただ、ここで考えているのは、できるだけ少ないポリゴンで草にみえるものを作る、ということです。それができればおそらく、あなたが一度に操作できる別々の植物の総数が2倍にも3倍にもなるでしょう。ご使用のレンダリングプログラムで、エクスポートした植物のひとつをレンダリングしてみて、その結果から、その植物から削ってもよいポリゴンを見つけ出すのもよいでしょう。そうしたポリゴンが見つかったら、PlantStudioに戻って植物を図示して、どうやってそのポリゴンを取り除くかを考えます。エクスポートする際には頂点の数が表示されるので、それを最小にするようにしてください。