XYX軸周りの回転とは
(What are XYZ rotations?)

3次元空間での回転は、しばしば、飛行機の飛行の用語−ロール(roll)、ピッチ(pitch)、ヨー(yaw)−にたとえられます。(訳注:船・飛行機などで、pitchは上下の揺れ,rollは全体の左右の揺れ、yawは船首・機首の左右の揺れを言う)。PlantStudio では、植物の茎のX、Y、Z軸周りの回転を一つの方向にまとめて、あるべき方向に茎を描きます。植物の茎を飛行機の前後方向の軸にたとえるならば、

植物に回転を設定すると、その植物を描き始める時に(その植物の根元の部分で)、回転が行なわれ、その後の植物全体の向きを決定することになります。同じことが、3Dオブジェクトエディタで3Dオブジェクトを描く場合にもいえます。

植物や3Dオブジェクトを2つ以上の軸周りに回転する場合には、X、Y、Z軸周りの回転は共同して働きます。少し時間を取って、異なる回転軸をいろいろ試して、植物や3Dオブジェクトがどんなふうに回転するのか、感覚的に身に付け、自分が思ったとおりに回転できるようになりましょう。

訳注:

XYZ軸回転説明図
左図で、X軸を中心にして軸周りを回転をする、あるいはX軸に直交する面すなわちYZ面上で回転すると、機体は横揺れrollする。
Y軸周りに回転すると、機体は機首の上げ下げをすることになり、縦揺れpitchする。
Z軸周りに回転すると、機体は機首を左右にぶれて、機首揺れyawする。
右図で、XY平面は、PlantStudio が表示されている画面上に相当し、画面の上下方向がX軸、左右方向がY軸になっている。Z軸は画面に対して前後方向となり、画面手前側が正の方向になる。植物と地面が接する場所(発芽した場所)が原点になると思われます。