植物移動ウィンドウを使う
(Using the plant mover)
植物移動ウィンドウ(plant mover)は、植物ファイル内の植物を管理するためのツールです。植物移動ウィンドウは、右側、左側の2つのサイドに分かれています。各サイドの上部には、そのサイドで開いている植物ファイル名がそれぞれ表示されます。ファイル名の隣にある鉛筆のアイコンは、そのファイルに変更があったかなかったかを示します。ファイル名の下にはおのおの、そのファイルに含まれるすべての植物のリストが表示されます。2つのファイル名の間では、どちらかのサイドの焦点のあたっている植物(forcused plant)(先に選択したほう)がプレビュできるようになっています。一度に一つの植物ファイル内で植物の選択ができるのみで、両方のリストで同時に植物の選択を行なうことはできません。 その下に続くいくつかのボタンは、どちらかのサイドで選択されている植物に対して操作を行なうためのものです。植物の選択、アンドゥとリドゥ、クリップポードとの連携、は、メインウィンドウでの使い方と同じです。
植物移動ウィンドウを使って一方の植物ファイルからもう一方の植物ファイルへと植物をコピーするには
(To copy plants from one plant file to another using the plant mover,)
- メインウィンドウのメニューのファイル(File)から移動(Move)>植物の移動(Plant Mover)を選択します。
- 現在開いている植物ファイルを最後に保存してから、その後そのファイルに変更が行なわれている場合は、PlantStudio は、植物移動ウィンドウを開く前に、その変更を保存するかどうかを尋ねます。(これは、植物移動ウィンドウがメモリー上のファイルではなくてディスク上のファイルを読み込むためです)。はい(Yes)をクリックすれば、植物異動ウィンドウを開く前に、現在開いているファイルを保存します。ここでは、はい(Yes)をクリックして保存しておくことをお勧めします。そうしなければ、ディスク上のファイルのコピーとメモリ上のファイルが一致しないからです。いいえ(No)をクリックすると、現在開いている植物ファイルの変更を保存することなく植物移動ウィンドウを開きます。いいえ(No)をクリックした場合、メインウィンドウ上に表示されているものと、植物移動ウィンドウが読み込んだものが正確には一致しない、ということが起こるかもしれません。
- 現在開いているファイルが、植物移動ウィンドウの左側サイドに読み込まれるでしょう。植物移動ウィンドウで現在開いているファイルを扱いたくないなら、閉じる(Close)をクリックします。それから、作業に用いる植物ファイルを1つないし2つを開きます。新規にファイルを作成してそこに植物をコピーしたいなら、新規(New)をクリックします。
- 一方のリストで、コピーしたい植物を一つないし複数選択します。複数の植物を選択するには、Shiftキーを押しながらクリック(リストの連続したアイテムを追加)するか、ないしCtrlキーを押しながらクリック(単独のアイテムを追加)します。
- 移動(Transfer)をクリックします。選択した植物のコピーが、もう一方の植物リストに表示されます。
- 終了(Quit)をクリックします。
- どちらかのファイルに変更があると、PlantStudio は、この変更を保存するかどうか尋ねてきます。はい(Yes)をクリックすれば、ファイルに加えた変更は保存され、いいえ(No)をクリックすれば、変更を保存することなくファイルを閉じます。キャンセル(Cancel)をクリックすれば、ファイルは保存されずに植物移動ウィンドウに戻ります(植物移動ウィンドウは閉じません)。
- PlantStudio で現在開いている植物ファイルに変更を加えてからそれをファイルとして保存した場合、PlantStudio は、現在開いているファイルを再読み込みするかどうか尋ねてきます。
- ここで、はい(Yes)をクリックすれば、現在のファイルが再読み込みされます。植物移動ウィンドウを開く際に、現在開いているファイルの変更を保存しなかった場合には、メインウィンドウでの情報と植物移動ウィンドウでの情報は異なるものになるでしょう(なぜなら、植物移動ウィンドウは、メモリーからでなく、ディスク上から読み込みをするからです)。そんなわけで、この場合植物移動ウィンドウからメインウィンドウに戻って、現在開いているファイルをディスク上から再読み込みすれば、植物移動ウィンドウ起動時にメモリ上にあった変更の部分は失われるてしょう。あなたの行なった変更が植物の移動や回転の変更といったものならば、それは問題にはならないでしょう。自分の行なった変更がどんなものだったかよくわからないような場合には、植物移動ウィンドウ起動前に、ファイルの保存を行なっておくことをお勧めします。
- いいえ(No)をクリックすると現在のファイルに再読み込みすることなく続行します。
植物移動ウィンドウの使用のTips
(Tips on using the plant mover)
- 植物移動ウィンドウでは、複数の植物の選択ができますが、一度にリネームできるのは一つの植物だけです。複数選択下でリネームを行なうと、フォーカスのあたっている植物(forcused plant)(最初に選択された植物)がリネームされます。
- 植物移動ウィンドウを使用時、何らかの誤った変更を行なったとしても、その変更を固定する前ならは、ファイルをオリジナルの状態にもどすことができます。植物移動ウィンドウで行なった変更を破棄するには、植物移動ウィンドウの、誤った変更をしたファイのほうの閉じる(Close)をクリックし、変更を保存するかどうか問われたらいいえ(No)をクリックします。それから、同じサイドの開く(Open)をクリックして、ファイルを再度開きます。
- 植物を削除した場合の例外的なアンドゥとして、植物移動ウィンドウを用いることができます。現在開いている植物ファイルで、植物の削除を行なったが、まだファイルの保存をしていない場合、その植物を元に戻すことができます。メインウィンドウのメニューのファイル(File)から植物の移動(Plant Mover)を選択します。植物移動ウィンドウを開く前に現在のファイルを保存するかどうか、PlantStudio が尋ねてきたら、いいえ(No)をクリックします。植物移動ウィンドウで、削除してしまった植物を選択してコピー(Copy)をクリック、次に終了(Quit)をクリックしてウィンドウを閉じます。メインウィンドウに戻ったら、メニューの編集(Edit)から貼り付け(Paste)を選択します。Ctrlキー+V としても同じです。